今回、メルカリに出品するためにRCAの送信管843を使ったシングル・アンプを製作しました。843のアンプ製作は3台目です。843はヒーター規格2.5V/2.5Aの傍熱3極管の送信管です。(トリウムタングステンのフィラメントではありませんので、電球のようには輝きません) 構造的には丸い1枚プレートの純3極管で、送信管の特徴を持った特性の真空管です。このアンプの製作記や、詳しい内容等は、こちらのブログを見てください。
https://ameblo.jp/hirochan-amp/entry-12868684809.html
■843はヒーター規格2.5V/2.5Aですが、電源トランスの関係でヒーターは直列につなぎ、6.3Vから抵抗で843の2.5V×2本分の5Vに電圧を下げています。直熱管ではなく傍熱管ですので直列によるヒーターの点火でも問題はなく、ハムも全く聞こえません。
■CR結合で、カップリング・コンデンサーは、手持ちの関係で400V0.1のオイル・コンデンサーを使用しましたが、素晴らしい音です。あとからフィルム・コンデンサーなどに変更すると、音も変化しますが、このままで十分。クラシックでもジャズでもジャンルは選ばないようです。特にヴォーカルは生々しく聞こえます。
■使用した843は、以前に製作した843アンプの時に動作を確認のため、短期間使用したものです。
■ドライブ管の6SF5-GTは、古い元箱入りの新品で、GEとタング・ソルのものです。メーカーが揃っていませんが、音に影響はありません。どうしてもメーカーにこだわる方は、ご自分で同じメーカー品を揃えてください。今回は保守用に予備球を2本付けます。こちらも古い元箱入り新品です。(ただし、計4本ともメーカーは揃っていません)
■このアンプには音量調整用のボリュームは付いていませんので、プリ・アンプ(コントロール・アンプ)と併用してお使いください。
■金属コネクターの電源ケーブルは仮のものです。電源コードの材質までこだわる方は、ご自分で交換してください。
■製作者の責任として回路図を添付します。
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