名称 Millbillillie ミルビリリー隕石 タイプ Achondrite,Eucrite
発見地 Australia
発見日時 1960年
状態 スライス断片・外皮アリ ケース
西オーストラリアのウィルナに落下したユークライト、ミルビリリー隕石です。
この隕石は、1960年10月に落下が確認されていたが、
発見されるまで10年も経ていた。そのため赤褐色に表面が風化している。
そして、黒い部分は融解表皮(フュージョンクラフト)に成っています。
また、この隕石は小惑星ベスタを起源と考えられているもので、
HED隕石などと呼ばれている。(ユークライトは地殻の最上層と考えられている)
この隕石の特徴は、融解表皮が約0.3mmと薄いことで、
このことは、高度の高い場所で、この隕石が崩壊し二次表皮が形成された為であり、
落下速度の減速点より前で崩壊が起こると、このような薄い融解表皮が形成されます。
またユークライト独特のテクスチャーがとても綺麗です。
この隕石は、とても有名な隕石で、隕石学会に登録されているものです。
コレクションには外す事の出来ない良い隕石標本です。
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