1950~60年代に西ドイツで製造されたヘティヒ(HETTICH)社製の電池式回転振り子置き時計です。
縦・約28.5cm(提げ金具含む) 横・約19.0cm 奥行・約・12.0cm(裏蓋の止め金具含む)
文字盤径・約10.3cm
駆動電源・単1電池 1本
電池を駆動電源に下部の振り子を回転させて秒を刻むという電池式と機械式(振り子式)を融合させた、非常に希有で特徴的な機構を組み込んだ時計です。
外見の健全さに加えて現役で機構の全てが機能しているお品は、令和の今の世には極めて希少性が高いかと思われます。
ガラス戸付きの戸棚内で使用・保管してきたもののため、正面から見た場合目立つような傷や汚れ・補修跡等はなく半世紀以上前の製品とは思えぬほどですが、細かく見ますとやはり経年による劣化は避けられず、木製部分の打ち身による小さな変形や塗りのハゲ・くすみ、金属(ブラス)部分のサビや変色は全体的に多少見受けられます。
この点特に問題なのは2点、1つは過去に“電池の液漏れ”を生じさせたことによる錆と、もう1つは“裏蓋の塗り”に関してです。
まず“電池の液漏れ”についてですが、電池の固定場所から下に向かって部分的に錆と腐食が生じており、その結果機構最下段のブラス板にも何カ所か錆が浮き、これは正面から覗き込んだ場合にも確認できます(ただし機構の動作上は特に問題はなく電池も通電致します)。
そして“裏蓋の塗り”に関してですが、裏蓋表面に多数のひっかき傷が認められます。
また、裏蓋の素材及び塗料が他の木製部分と当初よりそもそも異なるようでして、裏蓋に(多分湿度による木材の伸縮に起因した)塗料の浮きが発生しています。
そのため裏蓋のみ他の木製部分に比べ経年による劣化の程度が激しいです。
これらの劣化状態は可能な限り画像に掲載しておりますので、宜しくご確認下さいm(_ _)m
《起動方法》
①裏蓋を開け、②電池を所定の固定し、必要ならば③機構右側の重しを持ち上げ、④下部の振り子に弾みをつけてやるとカチカチと音を立てながら起動します(電池残量が多く電圧が安定していれば③④の過程は不要です)。
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テイスト...レトロ・ミッドセンチュリー, アンティーク・クラシック
人気ワード...アンティーク, ヴィンテージ, 昭和レトロ
機能...振り子時計
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