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直径 38.8mm
厚み 2.4mm
重量 26.9g
1871年(明治4年)の新貨条例で貿易一圓銀貨百圓は金貨百一圓に等価であると定められ金貨同様に自由鋳造を認めたのであったが、メキシコ銀貨は平均417グレーン(27.02グラム)と日本の貿易一圓銀貨の416グレーン(26.96グラム)にやや勝っており、日本政府はこのことが一圓銀貨の流通を阻害しているものと考え、1873年より発行された量目420グレーンのアメリカの貿易銀が暫時東洋市場に勢力を伸ばしている状況を顧みて、日本もこれに倣い1875年(明治8年)2月28日の布告により表示を「貿易銀」に改め、量目を420グレーンに増量した貿易銀を発行することとなった。
1876年(明治9年)3月4日には貿易一圓銀貨と金貨は等価と変更された。1878年(明治11年)5月27日には貿易一圓銀貨の日本国内一般流通を認め、事実上金銀複本位制となった。貿易一圓銀貨および貿易銀を無制限通用の本位貨幣に引き上げた点はアメリカと異なる政策であった。
量目を引き上げたにも拘らず国際通貨としての地位を築けなかったことから、同年11月26日にはアメリカに追随し、貿易銀の製造を停止し、1874年(明治7年)から発行されていた貿易一圓銀貨に復帰することとなった。
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