大西浄長極め、古天明作の常張釜です。
【天命(天明)】
天明は地名で、現在の栃木県にあたります。古くから鋳物を製作していましたが、室町前期から江戸初期にかけて茶の湯釜も鋳造していました。その独特の造形や膚味は侘茶の原点として、利休など当時の茶人たちによって広く愛用され、現在に伝えられています。
【本釜について】
大変大きな口で胴には筋を巡らせている、古式で趣深い造形です。鐶付は大きく写実的な茶の実で、全体を引き締めています。造形から桃山末から江戸初期頃の作と考えられます。
【情報】
◯極みは下記と記されています。
肩衝常張釜
一 胴径八寸二分
一 口廣五寸八分
一 鐶付茶ノ実
右釜古天明作無紛者也
御釜師 大西浄長
◯寸法(多少の誤差があります)
胴径 約25センチ
口径 約17.5センチ
重さ 約4.4キロ
◯状態
経年の錆びや汚れがあります。画像にてご判断ください。炭で沸かしましたが、通常使用の範囲では、水漏れは特にありませんでした。
★個人で収集、保管したものなので、経年の劣化や傷、錆びがあります。写真をよくご覧いただき、購入をご検討ください。
★何か気になることがございましたら、お気軽にご質問ください。
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